骨粗鬆症の「奇跡の薬」だと期待された「ビスホスホネート製剤」の矛盾

薬害オンパレード

今日は突然ですが、骨粗鬆症の第一選択薬として処方されている「ビスホスホネート製剤」のおかしな点についてお話ししていきたいと思います。

結論から申しますと、この薬は飲めば飲むほど骨がボロボロになって折れやすくなります。

この薬が骨に対してどういう作用をするのか、それが分かれば誰でもこの薬が危険だと理解できるはずなのに、多くの人たちはしきりにこの薬を飲みたがります。どういうことなのでしょうか?

おかしな点を順に説明していきます。

まず、骨粗鬆症で骨折しやすい部位は背骨、手首の骨、太ももの付け根の骨などです。

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骨粗鬆症になっても、痛みはないのが普通です。しかし、転ぶなどのちょっとしたはずみで骨折しやすくなります。骨折が生じやすい部位は、せぼね(脊椎の圧迫骨折)、手首の骨(橈骨遠位端骨折)、太ももの付け根の骨(大腿骨頚部骨折)などです。

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そして、ビスホスホネート製剤の添付文書には必ず「大腿骨幹部の否定型骨折」というのが副作用として記載されています。

参考までに、ビスホスホネート製剤の一つであるフォサマック錠の添付文書を下に載せておきます。恐ろしいことが沢山書かれています。一度読んでみてください。こんなものを読んだら薬を飲む気が全くなくなってしまいます。

薬を飲む前に添付文書などを読む患者さんはそうそういないでしょう。医者もろくに説明しませんからね。わざとなのでしょうか?

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顎骨壊死・顎骨骨髄炎(0.03%)外耳道骨壊死(頻度不明)大腿骨転子下、近位大腿骨骨幹部、近位尺骨骨幹部等の非定型骨折(頻度不明)

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骨を強くするはずの薬なのに、その薬の副作用で太ももの骨などが折れやすくなるようです。しかも頻度不明で。

訳のわからない薬ですね。

これだけでもこの薬のおかしな点が理解できると思いますが、心頑なな人たちは全く理解しようとはしません。

では、そもそも骨とは何なのでしょうか?

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骨が新陳代謝しているということをご存知でしたか?

生まれた時の骨が成長に伴って大きくなっているのではありません。骨も生きているので、誰の骨であっても約3年のサイクルで少しずつ新しい骨に生まれ変わっています。どのように生まれ変わるのかを、骨の成分と骨のしくみという観点からみていきましょう。

骨はカルシウムとたんぱく質の1種であるコラーゲンから出来ています。コラーゲンが土台となり骨にしなやかさを与え、カルシウムなどのミネラルがコラーゲンに付着することで骨に強度を与えています。

骨が新陳代謝する2つの理由

○カルシウムを送り出す

人間の生命を維持するのに欠かせないカルシウムを身体の各組織に送り出すためです。カルシウムが不足すると骨から溶かし出され、余ると骨に蓄えられます。その繰り返しで生まれ変わっています。

○骨を若返らせる

古くなった骨を若返らせるためです。丈夫な骨も古くなると弾力を失ってもろくなるので、生まれ変わってしなやかな強さを維持しています。

骨の新陳代謝のしくみ

骨では「骨をこわす細胞」と「骨をつくる細胞」が働いています。骨をこわす細胞を「破骨細胞」、骨をつくる細胞を「骨芽細胞」と言います。このふたつの細胞の働きで骨は生まれ変わります。

まず破骨細胞が酸や酵素で古い骨をこわします(骨吸収)。次に、骨芽細胞がコラーゲンを生成し、そこに腸で吸収されたカルシウムが付着して新しい骨がつくられます(骨形成)。この繰り返しが約3年のサイクルで回っており、骨は大人になっても日々生まれ変わっています。

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つまり、骨はミネラル(カルシウム等)とタンパク質(コラーゲン)でできており、破骨細胞が古い骨をこわし、骨芽細胞が新しい骨をつくることによって、骨は日々新しく生まれ変わっているということです。

そして、この破骨細胞を抑制することによって、骨が溶けるのを防いでくれるのが、ビスホスホネート製剤の作用です。

ビスホスホネート製剤の成分を破骨細胞に染みこませることでその細胞を殺すのです。

そうすることで骨密度を上げます。

とてもありがたい薬ですね。ではなぜ副作用に「骨折」と記載されているのでしょうか?(笑)

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長期使用におけるリスクとベネフィットビスホスホネートはP-C-Pという自然界に存在しない特殊な構造を持っており、骨のハイドロキシアパタイトに強い親和性を示し、吸収されたビスホスホネートのほとんどが骨組織に吸着する。一方、ヒトの体内では合成も分解もされない構造のため骨に強く吸着したビスホスホネートは長時間体内にとどまることになる。このため、現在では1週間に1回投与の製剤が主流であり、月1回や年1回投与の製剤も登場している。ビスホスホネートの骨量増加の作用機序は破骨細胞を直接阻害し骨吸収を抑制することであるが、骨形成促進作用はない。従って、骨量は増加するものの、骨の正常な新陳代謝は阻害され、その結果、当面の骨折は減少するが長期間継続すると残った骨は古い骨で占められ、もろくなり骨折しやすくなると考えられる。ビスホスホネートによる疲労骨折(大腿骨の非定型骨折など)と顎骨(あごの骨)壊死は同様の作用機序で説明できる。

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質の悪い古い骨が回収されなくなり、それが骨に残ったままになるので、逆に骨が折れやすくなるということです。

量(骨密度)は良くても、質(骨質)が悪くなります。

つまり、この薬を飲めば飲むほど骨がボロボロになっていき、折れやすくなっていくということです。 

だから、大腿骨などが骨折したりするんですね。

しかも、このような骨折が頻度不明で起こるのです。なんていい加減な薬なのでしょうか?

ですが、医者たちは「骨密度」ばかりを重視して、このような薬を平気で処方しています。それによって「骨質」が悪くなってしまい、ボロボロの脆い骨へと変質してしまうわけです。

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骨の強さは骨の「量」=骨密度だけで決まるのではありません。もうひとつ、重要なのが「骨質」です。骨の質が悪いと骨は弱くなり、たとえ骨密度がそれほど減っていなくても骨折する危険性が高まります。骨質は年とともに低下しますが、食事や運動不足などの生活習慣も深く関わっています。骨を強くするためには、骨の質を高める生活を心がけることが大切です。

骨粗しょう症になって骨が弱くなると、骨折する危険性が高まります。ところが、同じ骨密度であっても、骨折する人もいればしない人もいます。また、骨密度が低下していないのに、骨折する人もいます。このことから、骨の強さには骨密度だけではなく、骨の性質を示す「骨質」が関係していると考えられるようになりました。

○コラーゲンが劣化すると骨質が低下する

では骨質の低下とは、どのような状態になることなのでしょうか。骨の質に大きく関係すると考えられているのが、コラーゲンの劣化です。骨はコラーゲンというたんぱく質が束になってコラーゲン線維となり、ビルにたとえると鉄筋部分の役割をしています。コラーゲンは骨以外にもアキレス腱や、膝のお皿を動かす膝蓋腱(しつがいけん)のほとんどを作っていて、非常に力強い性質を持っています。骨はこの強靭なコラーゲンが柱を形成し、そのまわりにカルシウムなどのミネラルがコンクリートのようにはりついた構造をしています。強い骨になるには、コラーゲンにミネラルが均一に沈着する必要があります。そのためには、コラーゲンがきれいに並んで揃った状態になっていなければいけません。しかし、コラーゲンの量や質が変化すると、きれいな束にならず、ミネラルが均一に沈着しにくくなります。つまり、骨量を示すカルシウムなどのミネラルがいくら十分であっても、柱となるコラーゲンの質が悪ければ、強い骨を作れなくなってしまうのです。

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柱となる質の良いコラーゲンが十分にないと、いくら骨に良いと思ってカルシウムを摂っても、強い骨にはならないのです。

医者や教師たちはいつも、骨粗鬆症に対して、カルシウムを摂ることの重要性ばかりを主張してきますが、それは全部デタラメだったということです。

ビルに例えると、タンパク質(コラーゲン)が鉄筋でミネラル(カルシウム等)がコンクリートです。

連中はコンクリートばかりを重視して、鉄筋は全く無視しているようです。ここまで来ると、わざとにそうやっているとしか思えないですね。おそらく、わざとにそうやっているのでしょう。

しかし、医者に完全に洗脳された人々は、この人たちのことを神様だと思っているので、このように説明しても全く理解してくれません。悲しいですが、それが現実です。

では真に骨を強くするにはどうしたらよいのでしょうか?

そもそも、骨に必要なミネラルはカルシウムだけではありませんし、骨の土台となるコラーゲンはタンパク質です。また、骨はカルシウムの塊ではなく、骨細胞という細胞の塊です。そして、細胞を守っているのが細胞膜というバリアで、このバリアの構成成分がコレステロールという脂質です。細胞膜が無ければ細胞は死んでしまいます。

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骨は単なるカルシウムの塊ではなく、骨細胞という生きた細胞の塊です。全身の骨に大量に埋め込まれ、長い手のような細胞突起を伸ばして互いにネットワークを形成している骨細胞は、私たちの体にかかる重力や運動刺激を感じとるメカノセンサーとしての役割を持つことが知られています。

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つまり、ミネラル(塩)タンパク質コレステロール(脂質)を積極的に摂ることが真に骨を強くする秘訣なのです。

「塩」を摂るなら「アジシオ」のようなミネラル濃度が狂った塩ではなく、さまざまなミネラルを豊富に含んだ天日塩などがおすすめです。味もこちらの方が美味しいです。

そして、良質なタンパク質と良質な脂質を多く含んだ「肉」をたっぷりと食べることです。 ○牛肉の栄養

これらによって、骨に必要なミネラル、タンパク質、脂質を十分に補うことができます。

つまり、ビスホスホネート製剤やカルシウム薬でわざわざ副作用を起こさなくても、「塩」と「肉」をたっぷりと食べておけば骨折予防になるという話なのです。

また、骨折をしてしまった人は、この薬を服用していなかったから骨折をしてしまったのではなく、骨に必要な栄養が不足していたから骨折をしてしまったのです。そこを間違えて、怒りだす人が沢山いるので注意しなければなりません。

しかし、高齢になると食欲も減退してくるので、肉を毎日食べるのも、なかなか難しいと思います。

肉が食べられないのなら、無添加のホエイプロテインなどがおすすめです。タンパク質は簡単に補給できるので骨の強化に繋がります。私も以前、飲んでいましたが味が苦手なので今はあまり飲んでいません。(笑)その代わりに「肉」と「塩」を積極的に食べています。

ということで、今回はビスホスホネート製剤のおかしな点と骨に必要な成分についてお話ししました。

医者の手口は、まだまだこれだけではありません。私たちがきちんと薬について理解していないと、すぐに脅し、騙してきますので、これからも薬について詳しく語っていきたいと思います。

皆さんのお役に立てれば幸いです。

どうぞ、次回もお楽しみに。

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